十八面の骰子 (光文社文庫)



十八面の骰子 (光文社文庫)
十八面の骰子 (光文社文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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巡按御史のはなし。

マンガで暗行御史ってのがありますが、それとこれとは違うのかな。カオスレギオンみたいに死人の兵隊を呼び出すのは漫画の演出としても、身分を隠して各地の問題をさばくというスタイルは同じかと。この巡按御史もたった3人で事件にあたります。
キャラクターの属性が少々ライトノベル的で好きですね。主人公の巡按御史・希舜は、切れ者だけど見かけが幼く20代なのに15歳くらいに見える。押し出しが悪いので、いざ巡按御史の出番となると従者の伯淵がかわりに巡按御史をえんじる。この伯淵は、優男の書生風なのに荒事もOK。類まれな美声を持つ。3人目の由育は、荒事専門。ボディーガードとして付いてきているのに伯淵が思いがけず強いもんだから伯淵と仲が悪い。
表紙の絵が宇野亜喜良さんなのもいいとおもいます!
水戸黄門??

帯に中国版水戸黄門とありますが、あの偉大なマンネリ感はありません。まぁ、位のある人が身分を隠して2人のお供を連れて諸国の悪人を退治するってあたりまでが共通点で、当然ながら、一話毎に工夫がなされています。薬物や化学反応をネタにした話が多いのは薬学部卒といったところでしょうか。とはいえ別に専門知識も必要ではなく、著者特有のユーモアもあり、とても楽しめました。主人公の3人にはまだ秘密がありそうですが、続編も書かれているとのこと。首を伸ばすほどでもなく、ノンビリと待ちましょうか。



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